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特集(クローズアップ)

今後のソディックグループ

社長インタビュー

社長就任に当たっての抱負をお聞かせください。

今年は長年にわたりソディックグループの大きな柱として射出成形機事業で実績を上げてきたソディックプラステック社を合併(平成24年7月1日付け)するという節目の年にあたります。昨年の10月にタイ工場が洪水の被害を受けましたが、それを契機として事業の垣根を越えた生産体制の再構築を行っている最中でもあり、今年はソディックグループ全体の変革の年ともいえます。このような変化の年に社長に就任するということは、本当に身が引き締まる思いです。この大きな変化を確実に飛躍につなげなければ意味がありません。私は本年から2~3年の間をソディックグループが10年、20年と長期的な成長ができるように布石を打つ期間と考えています。長期的成長には奇手妙手は無いと言われていますが、ユーザーニーズに合致した製品開発、経営の合理化、原価低減と当たり前のことに粘り強く取り組むことと、その時々の変化にすぐに対応できる経営システム作り、スピード感のある人材育成チームづくりが肝心かと考えております。

今後の方針をお聞かせください。

今後の方針としては、ソディックグループ一体化によるシナジー効果の追求があります。今まで射出成形機や食品機械事業を担ってきたソディックプラステック社を吸収合併しますが、今後はソディックプラステックが築き上げた成果を引継ぎつつ、ソディックの経営資源を有効活用し、一層のシナジー効果を追求することになります。具体的には、ソディックの放電加工機事業で培ってきた海外生産、海外販売の技術やノウハウ、設備を有効活用し、射出成形機や食品機械の海外での生産比率・販売比率ともに高め、コスト削減や市場の拡大を図り収益力の強化に努めてまいります。

株主の皆様への利益還元についてお聞かせください。

株主の皆様への利益還元は経営上の最重要課題であると認識しております。当社グループでは、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定的かつ継続的な配当を実施することを基本方針としており、当期の配当は第2四半期末配当5円、期末配当6円の年間11円とさせていただきました。なお、内部留保金については恒常的に業績の向上をはかっていくために、長期的視野に立った研究開発や設備投資に有効活用してまいりますので、ご理解のほどお願いいたします。

最後に個人投資家の皆様へ一言お願いします。

私は昭和56年に入社しましたが、それ以来30余年、放電加工機を新たなステージに押し上げてきたソディックの一員として常に次世代のものづくりを見据えた研究開発に携わってまいりました。21世紀を迎える時期には米国のシリコンバレーでモーションコントローラの開発に従事していました。この時に聞いた好きな言葉が、“エレベータトーク”です。シリコンバレーのベンチャーがその最先端技術をベンチャーキャピタルへ説明するのに、エレベータに居る時間しか与えられないという意味だそうです。シリコンバレーの名にふさわしい言葉だと思いました。多くの会社が技術のしのぎを削ってスピードのある開発をしている地域での仕事は多くのことを学ぶことができました。社長に就任したこれからは、今までの経験を活かしスピード感のある会社づくりと、経営者として、技術だけでなく政治、経済、世界情勢の次世代、次々世代の動きを見据え、長期的成長を成し遂げられるよう粉骨砕身社業に邁進してまいる所存です。つきましては、前任者同様よろしくご支援を賜わりますようお願い申しあげます。

プロフィール

  • 昭和56年4月 当社入社
  • 平成4年5月 当社研究開発本部次長に就任
  • 平成5年6月 当社生産本部エレクトロニクス技術部長に就任
  • 平成11年7月 当社研究開発本部研究開発グループマネージャーに就任
  • 平成12年2月 Sodick America Corp.取締役社長に就任
  • 平成16年4月 当社研究開発本部長に就任
  • 平成16年6月 当社取締役研究開発本部長に就任
  • 平成16年11月 当社アドバンスト研究本部本部長に就任
  • 平成20年6月 当社常務取締役研究開発担当に就任
  • 平成22年4月 当社商品技術担当に就任
  • 平成22年6月 当社専務取締役に就任
代表取締役社長 金子 雄二
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