インタビュー【ソディック社員の声】テニス部 曽田卓裕さん

実業団に加盟したテニス部の期待の新人


ソディック社員 曽田卓裕さん
(アドバンスト研究センター第2G)

時折、昼休みのテニスコートでボールを追いかける人たちがいる。本気の練習という訳ではないが、笑顔の中にも、真剣な表情が垣間見える。ソディックのテニス部のメンバーたちだ。昼休みの腹ごなしだという。
ソディックは福利厚生の一環としてテニス部の活動をサポートしている。乾いたボールの音が静かなコートに心地よく響く。ラリーの音から、部員たちの楽しさが伝わってくる。
曽田卓裕さん(アドバンスト研究センター第2G)は2017年に入部した。経験を問うと、「中高とソフトテニス、大学ではサークルで少し硬式テニスをやったくらいです」と笑う。
しかし、周囲からは「硬式テニスの経験は浅いがセンスがいい」と評判だ。期待の新人の曽田さんにソディックテニス部の話を訊ねた。

テニス部での活動について

「テニスは未経験と言ってもいいと思います」と曽田さんは言う。しかし、6年間も軟式テニスをやっていたのに?と問うと「軟式テニスと硬式テニスは違うスポーツだと思います」という答えが返ってきた。
「たしかに、大学では硬式テニスを少ししていたので、全くの未経験ではないけれどね。軟式テニスと硬式テニスはよそから見ると、ボールが違うだけなのですが、この違いが大きいんです。ボールが違うと打ち方が変わってくる。軟式だとラケットをボールに対してフラットに打ちますが、硬式だと縦回転をボールに与え、ボールが相手コートに落ちるようにします。回転をかけないと、全部場外ホームランになって遠くに飛んでいってしまうんです(笑)。」

テニス部は20名ほどの部員がいて、月に2度週末に集まり練習をしているそうだ。
「テニス部は実業団の活動なので、社内のテニスコートに月2度、土曜日に集まります。半日ほどの練習です。部員のみんなは、それほどテニスをガツガツやる感じではなくて、どちらかというと学生の頃のサークル活動に近い。昼休みにコートを使う時も、食後の運動的な感じです。テニスを楽しみ、そして健康の為という感じです。なにより、みなさんテニスを楽しんでいます。」

実業団への加盟

ソディックテニス部にとって、2016年は大きな節目の年だった。横浜市実業団に加盟したのだ。楽しくテニスをするだけではなく、練習を積み重ね一勝をする。そんな目的が部員の中に芽生えてきた。
「前からいる人に話を聞いたところ、実業団に入っていないと年数回の区民大会に参加するくらいで、試合がなかなか組めない状態だったといいます。しかし、練習をすると、各自のレベルが上がっていく。……そうなると、やはり自分たちの実力を試したくなります。それに、純粋にいろんな人たちと試合がしたいんです。それで実業団に参加するようになったそうです。実業団にはたくさんの会社が参加しています。テニスという交流をきっかけとして、少しでも『ソディック』という会社を知ってもらいたい。そういう思いがあるようです。」

実業団は春と秋の年2回の団体戦がある。ブロックに分かれ、その中でリーグ戦が行われる。4社と対戦し、各5試合をして3勝すれば勝ちとなる。実業団に入る前と後では、練習への意気込みも違うと古参メンバーは言っています。

「私たちソディックテニス部は横浜市実業団に加盟したばかりなので、一番下のリーグからのスタートです。当面の目標はひとつ上のリーグに昇格することです。それにはまだ経験が足りません。2年、3年と時間が必要かなと思います。部員のほとんどが社会人からテニスを始めた人たちです。だけど、目標に向かって練習し、試合に勝つということは楽しいですね。勝利は大きなモチベーションになりますね。」

今後の目標

曽田さんのテニス部の目標は、自身のテクニックを磨き、さらにボールの精度を高めていきたいという答えが返ってきた。
「テクニック的なことを言うと、ボールをもう少し相手のコートに返したい。テニスは気温、湿度、風、ガットのテンション、ボールの規格、コートの状態などテニスはいろんな要素が関わる。そういうものを吸収してボールを打つのですが、まだそれが自分のイメージ通りにできていないんです。……ラリーが続くようになると、もっと心理戦や揺さぶりもできる。さらにテニスが楽しくなるかもしれませんね。私の仕事は機械が動くための電子信号の回路を作ること。要するに「基盤を制御」をすることです。……その仕事内容と同じようにボールをきちんと制御できるようになればいいですね(笑)。」

ライター:井上英樹(MONKEYWORKS) カメラマン:大塚計史朗(ソディック)

曽田 卓裕
経歴
アドバンスト研究センター第2G所属。
2016年ソディック入社。
2017年にテニス部に入部。

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