開発拠点訪問タイ工場

突撃!社員インタビュー

世界中のお客様の満足のために。
タイの文化とともに、日本のものづくりの心を実現しています。

日本のソディックからタイ工場へ赴き、1000名を超えるタイ人スタッフと共に働き、世界のものづくりを支えるべく活躍中の3名から、仕事のやりがいやこだわり、タイでのエピソードなどをお伺いしました!

佐崎 雅正 MASATADA SAZAKI Assembly
Assistant Manager
仕事のモットー 明るく、前向きに。仕事は丁寧にベストを尽くす。 ソディックを一言で言うと? 世界中のものづくりをサポートする企業 佐崎雅正
印 象 インタビューでは少し緊張しつつもしっかり事前準備をして下さってた佐崎さん。
写真撮影のため現場に戻ると、一気にその場の空気が盛り上がり、多くのスタッフと馴染み、信頼されている様子が伺えました。
亀岡 隆介 RYUSUKE KAMEOKA Engineering Department
Engineer
仕事のモットー なんでも自分でやる。 ソディックを一言で言うと? So di ckの社是通り、創造・実行・苦労克服の精神で、お客様の要望をなんでも実現していく。 亀岡隆介
印 象 タイに来たころは、まだ仕事に自信があると言えなかったと振り返る亀岡さん。
穏やかでやさしい雰囲気を持ちながら、今回はどんな仕事の質問にも明確に答えてくださいました。
後藤 博幹 HIROMIKI GOTO Sales Department
Assistant Manager
仕事のモットー 「自分の気持ちに正しいことをする」結果、お客様にも会社にも正しいことになる。そのためには常に新しい情報を得られるようアンテナを張る。 ソディックを一言で言うと? いい意味で期待を裏切ってくれる面白い会社 後藤博幹
印 象 初対面の相手への人あたりの良さと会話のテンポの良さはまさに営業マン。タイ工場の魅力を内外の視点で大いに伝えてくれました。


皆さんの具体的な担当業務とタイに来て何年になるか教えてください。
佐崎 タイに来て11年です。アッセンブリ部門のアシスタントマネージャーとして、250人のタイ人スタッフと一緒に、およそ20機種の放電加工機の組立てと、組立て後の調整、テスト加工を行っています。
亀岡 今はワイヤ放電加工機の設計をメインに、開発から生産技術的なことも幅広く担当しています。福井工場に2年半在籍し、タイに来てからは6年となりました。
後藤 タイに来てから2年半になります。営業として、主にタイやベトナムにある日系企業を担当しながら、ベトナムの営業担当の育成や展示会などのイベント企画を行っています。
タイ工場に転勤が決まったときの心境は?
佐崎、亀岡 佐崎 日本の福井工場で5年間調整と検査を行い、業務にある程度自信を持てるようになっていました。「製品知識を増やしたい、もっといろんな経験がしたい」と漠然と新しいステップを模索していたときに、タイ工場赴任の話がありました。
ソディックでは、タイをはじめ海外に工場を持つので、予想外ではありませんでしたし、赴任を決意して、気持ちが引き締まったのを思い出します。
亀岡 実は、内示が出たのが結婚直後だったんです。その年に子供も生まれる予定だったので、正直「タイミングが悪いな・・」と悩みました。でも、26歳という若さで部下を持ちPlayingManager的な仕事ができるのは、メリットも大きいと感じて、不安もありましたが、タイで得られる経験値は計り知れないものになると決意して来ました。
タイ工場の自慢はどんなところですか?
後藤 後藤 基盤、板金、加工、組立て、ほとんどの製品を一つの工場でつくっているところは世界的にも少ないと思います。しかも、しっかり管理を行っているのは素晴らしいですね。営業上も非常に大きなメリットで、お客様にタイ工場に見学に来ていただくと「ここまでやっているんだね!」と驚かれることもしばしばです。
日々の業務におけるこだわりは何ですか?
亀岡 亀岡 市場のニーズに合った製品開発はもちろんですが、納入した製品の不具合がゼロであることは重要です。ですから、図面を書くだけではなく製造・組立ての現場に行き、実際に目にしています。ときに、製造から「この設計はやりにくいぞ!」と言われることもありますが、それが作りやすい製造工程やミスを誘発しない設計に繋がっています。
佐崎 決められた値より常にそれ以上の精度になるよう、納得がいくまで何度でも測定してはばらし、組み直しています。さらに、最終検査ではできる限り実際にお客様が使う環境に近づけて検査しています。
タイ人スタッフとコミュニケーションをとる上で気をつけていることは?
佐崎 佐崎 工場には“いつまでに何台生産する”という明確な目標があるので、管理者としてついつい指示を出したくなるのですが、それは最小限にとどめ、なるべくタイのスタッフ皆さんの意見を聞くように心がけています。自分の部門には250名おり、全員の作業を一度に把握できないので、普段から発言しやすい環境をつくることは大切ですね。
後藤 日々の業務の中、こちらが確認していかないと物事が進んでなかったり、違う方向に行ってしまったりすることもあるので、できる限りタイ語も使うようにして、彼らの文化を尊重しながら、同じ目線で話すようにしています。
あと、日ごろ会社にいないので、なかなか工場にいるスタッフと話す機会がありません。忘年会など皆が集まって、飲んだり話したりできるときは、それぞれの輪の中に入っていって、必ず全員にお酌をすると決めています!
タイ人スタッフと一緒に働き、仕事上でどんな点がよかったですか?
佐崎 佐崎 タイ人は先輩を敬う姿勢が強いようですね。そんなタイの文化は仕事上でもプラスに作用しています。新入社員は上司や先輩社員の指示を素直に聞くので仕事を覚えるのも早いし、問題やイレギュラーな業務があっても柔軟に対応して解決してくれています。合掌して挨拶される時には未だに気恥ずかしいときもありますが。
設計するとき、お客様からの要望にこたえるために、どんな工夫をしていますか?
亀岡 亀岡 営業からだけでなく、サービスからもお客様の要望を聞きだしています。営業からは“こんな加工ができる機械が欲しい”といった要望を聞き、サービスからは“この部分がこうなったら、もっといいのに”といった改善要求をなるべく聞き出すようにしています。
営業、サービス両方から情報を吸い上げ、初めて重要な情報になるので。設計に反映するようにしています。
こちらに赴任してきて、印象に残っているエピソードをお話しください。
後藤 後藤 やはり、2011年の洪水のときです。ああいうときのタイ人の“FOR THE TEAM”という意識はすごいですね。タイ人は素晴らしいと思いました。
私がお客様の工場に行かなくてはならず、自分の工場で作業できないときも、「じゃあ、代わりに僕がやる、私がやる」とものすごい助けてくれました。文字通りドロだらけになって…。 タイだからこんなに早く復旧したのかなとも思いました。
“この仕事をしていてよかった!”というやりがいは?
亀岡 お客様に機械を褒めて頂いたときはやはりやりがいになります。工場にいると、フィードバックは製造スタッフからのみ。納入や展示会などでお客様から「ソディックの機械のこの性能はスゴイよね」、「この価格の割にすごい性能がいいよね」など褒めて頂けると、苦労や工夫が報われたと感じ正直にうれしいです。
後藤 ソディックのような高品質、高精度なものづくりの現場に関われていること。多くの人の生活の一部となったケータイや時計、カメラなどは、ソディックの機械を使った最終的な製品ということも多く、少しでも皆さんの役に立てているのかと実感します。こうしたものに関われていることはやりがいというか誇りです。
今後の目標を教えてください!
佐崎 機械精度の向上と納期短縮にこたえるために、現地スタッフの戦力化、人材育成が必要なのですが、そのためにはまず自分の業務に関する専門知識、法律的知識などを向上さないと、と痛感しています。そして新たな業務にも積極的に挑戦していきたいですね。
亀岡 今はワイヤ放電加工機をメインに設計していますが、形彫り放電加工機などタイ工場でつくっているものは全て関わりたいです。機械丸々1台の設計も興味があります。もっと幅広く知識を増やし、仕事をしていきたいです。
後藤 まずは営業数字の達成と市場の開拓です。ベトナムはまさに調子が上がって来ているので、積極的に営業展開していきたいですね。月に1週間~10日程度滞在して、日々商談です。あとは、少しでも現地の方とコミュニケーションをとって、組織作りを横で支えていけたらなと思っています。“仕事は楽しいものだ”ということも、一緒に働く中でお互いに感じられればと思います。

取材日当日は、Metalex Thailand 2013という展示会期間中だったため取材班は営業の後藤さんを展示会場まで追いかけて取材してきました。ソディックのブースは入口付近のひときわ目立つところありました。熱心なお客様とそれにこたえる後藤さんの姿が印象的でした。
各国で展示会に積極的に参加して、その国の市場を的確に把握し次の開発へとつなげている様子がうかがえました。

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