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Core Technology 08 ハイブリッド方式

ハイブリッド方式

良い所どりのハイブリッド方式

ソディックの成形機は 射出・可塑化と型締は油圧駆動で、また金型の開閉、突出しは電動モータ駆動を採用しています。
油圧は高出力、高応答性に優れているため、溶けたプラスチックを速やかに金型に注入したり、金型に大きな型締力をかけるのに適しています。 また電動モータは位置制御に優れ、また速度の変更も自由に出来るなどのメリットがあります。 これらの駆動源の長所を生かしたハイブリッド方式をソディックの成形機は採用しています。

射出制御・性能の進化 ~超精密コネクタ高速0.03秒充填~

V-ライン®機では射出条件と実充填とに一致感があります。すなわち、オペレータの感覚に確実に応答します。 ハイブリット方式を採用したソディック射出成形機は、電動と油圧の両駆動を取り入れ最適化しています。射出においては、低慣性、高出力である油圧駆動を採用しています。 樹脂の振る舞いは、その粘性からなる充填圧力を扱うアナログの分野です。従来からアナログ制御はありましたが、様々な成形品に対応することや成形情報の見える化の要求から、制御はデジタル化せざるを得ない状況であり、デジタルでアナログ風に制御する技術が必要となっています。 ソディックでは、このアナログ風制御に特化したIJC(Injection Controller)を自社で開発してきた経緯があります。また、同時に対象である油圧サーボバルブの開発にも注力し、スプールデザインやアンプ性能等の仕様において独自のノウハウを蓄積しています。

1つの成形事例をあげれば、モバイル機器で基板実装される低背コネクタでは、残留応力によるひずみのためのソリが発生し、歩留まりが悪い状況です。 充填時間を短くするとソリ量が低減されることは知られていましたが、従来の射出成形機では、充填開始時の逆流によるばらつきのため、高速充填することが難しく量産には到りませんでした。 ここに高速充填が可能なV-ライン®射出成形機が登場したことで、量産化が安定して実現しています。

複合動作が可能な電動型開閉システム

直圧型締方式に加え、金型の開閉と突き出しには電動モータを採用していますので、スライドの多い複雑な金型でも安心して型開閉できます。(※一部VRE機には型開閉に油圧シリンダを使っている機種もあります。)
また、型開の際の突出し部との複合動作が可能であり、取り出し機も含めた周辺機器とのシステム化も簡単に出来ます。