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Core Technology 07 直圧型締機構

直圧型締機構

金型を閉じるということ

射出成形は溶けたプラスチック材料を金型の中に入れて、それを冷却、固化して製品を作ります。金型は溶けた材料が金型に入ってくる時の圧力に負けないように、型締力をかけて樹脂が外に出ないようにする必要があります。
通常のトグル式型締機構では、4本のタイバーにブッシュかん合された可動プラテンをリンク機構で開閉しており、姿勢精度や軌道再現性は低く、とても、金型の精度を活かすレベルにはありませんでした。つまり、せっかく精度良く仕上げた金型でも、閉じるとき、また開くときにズレが生じ、製品に傷がついたり段差が出来たりすることもありました。

ロッキング直圧型締方式の採用

ソディックでは金型はあくまでも真っ直ぐに閉めると言うことにこだわりました。
金型を作ったときの設計構想通りの型締力を金型に与えて、製品をストレス無く取り出すことが大切であると考えました。
ソディック独自のロッキング直圧型締方式では、ロングスパンサポート、LMガイドプラテンサポート、センターボールネジ駆動、タイバーホールドレスプラテンの4つの技術により、金型姿勢や軌道再現性が飛躍的に向上し、金型へのダメージを最小限とする事が出来ました。

この直圧型締方式とV-ライン®方式を採用した成形機を用いることにより

  • ばらつきが小さく安定成形ができる。
  • 機差が小さいため、一つの金型を他の成形機に搭載した際に同じ成形条件で生産でき、生産計画の柔軟性が向上する。
  • 金型修正後の改善点の見極めが容易となり、修正ノウハウの蓄積に繋がる。
  • 金型が長持ちする。
  • 数値制御の信憑性が高いため、成形技術を習得しやすく成形条件が出しやすい。

などのメリットが生まれました。