食品機械業界への参入
製麺機 真空ミキサー
ヌードル製造ライン実例モデル
ソディックの製麺機械を主力とした食品機械事業への参入は2007年でした。
製麺のニーズは、業務用商品などから、昨今では冷凍麺やコンビニエンスストア向けの調理麺などへと拡大し、高品質で幅広い製品の提案をしています。麺商品は季節や嗜好性に伴い、さまざまな品種や生産量への対応が必要です。
例えば、茹で時間や生産量の異なるようなうどんとそばを、同じ兼用生産ラインで製造できるような製麺機械を、現在提案しています。特に、製麺の工程で異物混入を最大限に抑える機能である、茹槽・水洗槽の「CIP全自動洗浄機能」は、菌の抑制にもつながり、賞味期限を延ばした麺商品の生産に使用され、高い評価をいただいています。
廃棄茹で水の排熱を再利用する「排熱回収機能」や、伝熱効率を高めた「釜底加熱機能」は、省エネルギーやメンテナンス性向上のアイテムとして、多くの製麺ラインにご採用頂いています。
また、麺1食が入った容器に”麺ほぐし液”を投入し、その複数の容器が自転と公転を繰り返して麺を自動で連続的にほぐす「マザール」というユニークな製品開発を行い、既に多くのお客様へ納入されています。容器の回転部には、ソディック自社製の非接触マグネット軸受を装着した、安全性や耐久性の高い製品です。
2012年には、食品機械としては日本初の「食品安全マネジメントシステムISO22000」の国際規格の認定を受け、高品質で安全性の高い製品開発や提案を引き続き行っています。
LED分野への参入
LED灯 SLシリーズ
LED投光器 PIKAシリーズ
2010(平成22)年7月、ソディックは株式会社ソディックLEDを設立し、照明の省エネとして期待されていたLED分野にも進出しました。LEDにももちろんソディックが培ってきた技術が応用されています。新たに放電パルス制御を応用したLED電源「FTAC回路」を開発。蛍光灯よりも明るく、超寿命・60%節電で、蛍光灯器具の工事が不要で簡単取り付けが可能なLED灯「SLシリーズ」を発売し、全国各地の事業所等でご使用いただいています。
その後LED大光量単一光源型投光器「PIKAシリーズ」を2013(平成25)年7月発表。この投光器は従来の水銀灯の同等以上の明るさ、光の拡がりで消費電力が約1/4という次世代型大光量LED投光器です。その製品ラインナップも現在拡充中で、全国各地のナイター照明設備設置場所(競技場、駐車場等)でご使用いただいています。