ソディックの歴史第4回 ナノへの挑戦・更なる未来へ

ワイヤ電極の開発、ワイヤ循環システムの導入

ワイヤ循環システムに対応したワイヤ「eワイヤR」
ワイヤ循環システムに対応したワイヤ電極
「eワイヤR」

ワイヤ放電加工機用高速ワイヤ電極「はやぶさ」
ワイヤ放電加工機用高速ワイヤ電極
「はやぶさ」

ワイヤ放電加工機用高速ワイヤ電極「はやぶさ」はその品質や省エネルギー化が評価され、2012年の超モノづくり部品大賞を受賞したんだ!

製品に使用される消耗品にも力を入れていたソディックは、ワイヤ電極の開発も行なっています。
ワイヤ電極はワイヤ放電加工機の加工性能を決める大切なものであり、その品質の確保が課題となっていました。

そこで2005(平成17)年11月、ワイヤ電極の開発・製造・販売を担う「株式会社ソディックEWS」(現 株式会社ソディック エフ・ティ EWS事業部)を設立し、翌年10月には宮崎工場を竣工。
原料の配合・溶融から最終製品になるまでの工程を一貫して行う、国内唯一のワイヤー電極線専用工場です。

2007(平成19)年1月には、「ワイヤ循環システム」を開始します。お客さまからの使用済みワイヤ電極を回収し、その重さにより新しいワイヤ電極やその他の消耗品と交換。その使用済みワイヤ電極を材料として再び溶かし、新品と全く変わらない品質の新しいワイヤ電極を作り出す、リサイクルシステムを世界で初めて確立しました。お客さまのコスト削減やエコ(有効資源の保護)にも役立つこのシステムは好評となり、需要が拡大しています。

2012(平成24)年3月には、ワイヤ電極の製造累計が1万トンを超え、同年11月にワイヤ放電の加工速度UPと仕上げ面質UPの両立を目指した製品として「はやぶさ」を開発。また、同年12月には第3工場を竣工。
現在では、総生産数で300トン/月の生産能力を有し、海外へも輸出しています。

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