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SSM(Sodick Scientific Moulding)

成形ナビ成形条件作成サポート機能

成形条件作成を簡単にサポート!

成形初心者やソディックの射出成形機を初めて操作される方を対象にした、ソディックV-LINE射出成形機の成形条件設定をサポートする機能です。

各成形ナビのサポート範囲

各成形ナビのサポート範囲

標準装備 【Class 0: 初期条件作成サポート】

金型や製品容量、仕様樹脂などの情報から、半自動成形をスタートさせる初期設定(型開閉・色替・射出設定、など)を算出

特別装備品【Class 1: 条件補正ガイダンス】

ショートモールドから徐々に充填量を増加させ、ほぼ満充填できたら、外観不良を確認し、必要に応じ、補正

NEW
特別装備品【Class AI: AIによる条件調整の自動化】

生産中の多様な外乱に対応して、AIが良品になるよう成形条件を自動で調整

「成形ナビ」初期条件作成サポート
「成形ナビ Class AI」AIによる条件調整の自動化

搭載機種

【Class 0】

MSシリーズ / GLシリーズ(2021年11月以降出荷機) / MS_G2シリーズ / VR_Gシリーズ / EH4シリーズ / GL_G2シリーズ

【Class 1】

MS_G2シリーズ / GL_G2シリーズ / EH4シリーズ / VT_Gシリーズ / VR_Gシリーズ

【Class AI】

MS_G2シリーズ / EH4シリーズ / VT_Gシリーズ / VR_Gシリーズ

成形条件設定の流れ

【Class 0】「初期条件作成サポート」で対応(標準搭載)

  1. 成形機に金型を搭載し、型厚の読み込みや型開き限の位置など、型開閉の条件や、金型保護設定値を決定する。
  2. 使用する成形材料に合わせて射出・可塑化シリンダの温度を決定し昇温が完了したら、パージ(色替)を行う。
  3. 1ショットの体積や製品の肉厚を元に、射出条件の初期設定値を決定する。(この時点では、ショートショットとなる条件)
  4. 半自動モードで、1 ショット目の成形を行う。

【Class 1】「条件補正ガイダンス」で対応(特別装備品)

  1. 成形品の外観と射出波形を見ながら、徐々に充填量を増やし満充填させる。
    保圧を徐々に上げていきヒケを取る。
  2. 成形品の不良ガイドから外観不良を確認し、不良がある場合には条件調整をする。

【Class AI】「AIによる条件調整の自動化」で対応(特別装備品)

  1. 良品時の型内圧波形をAIに学習させる。
  2. 成形開始後、毎ショット算出される良品波形との差(スコア)をAIが監視する。
  3. 外乱により生産が不安定になると、AIが異常を検知し、自動で射出条件を調整する。

【Class 0】成形ナビ「初期条件作成サポート」

V-LINE射出成形機による、成形立ち上げ時の各条件設定をサポートする機能です。半自動モードで成形をスタートさせる前に必要な「初期条件」を作成します。

画面に表示されるガイダンスに沿って、金型や使用する成形材料、製品寸法に関する情報を入力すると、1ショット目の成形条件(全体積の約80%充填のショートショット)を生成します。
また、成形前に必要な、材料替え(色替)操作の最適方法をサポートします。

本機能は成形条件の設定を支援するものですが、
入力(値)はオペレータの責任において実行してください。
成形ナビ スタート画面
成形ナビ スタート画面
[STEP 1]型開閉設定
型開閉設定
[STEP 2]金型保護設定
金型保護設定
[STEP 3]色替操作
色替操作
[STEP 4]射出設定
射出設定

【Class 1】成形ナビ「条件補正ガイダンス」

初期条件から満充填までの調整、成形不良に合わせた補正を行う機能です。

TOP画面(開始選択画面)
TOP画面(開始選択画面)

Class 0 から引き続き行う場合は『①スタート』から、元の成形条件がある場合は『②成形不良選択』から条件補正を開始します

成形不良選択画面
成形不良選択画面

成形不良を選択する画面です。成形不良を選択して『条件補正スタート』を押下すると、成形条件補正画面へ移動します

成形条件補正画面
成形条件補正画面

オペレータが成形品を確認して、『改善した/改善傾向/変わらない』を選択すると、その回答に合わせて成形条件を自動生成します

成形不良解説画面
成形不良解説画面

『成形不良選択画面』で『成形不良用語解説』ボタンを押下すると、成形不良解説画面が表示され、成形不良と対策方法について解説します

【Class AI】成形ナビ「AIによる条件調整の自動化」

生産中の多様な外乱に対応して、良品になるようAIが成形条件を自動で調整します。

成形条件自動補正の流れ

[STEP 1]良品条件で成形し、良品時の型内圧波形を学習
[STEP 1] 良品条件で成形し、良品時の型内圧波形を学習

まず最初に、良品時の条件で成形を行い、良品時の型内圧波形をAIに学習させます。

[STEP 2]成形開始後、毎ショット良品波形との差を示すスコアを算出
[STEP 2] 成形開始後、毎ショット良品波形との差を示すスコアを算出

その後成形を開始すると、学習させた良品波形との差を示すスコアが毎ショット算出されます。

[STEP 3]外乱により生産が不安定になるとAIが異常を検知
[STEP 3] 外乱により生産が不安定になるとAIが異常を検知

外乱により生産が不安定になると、良品波形との差が大きくなり、スコアが増大。
AIが異常を検知します。

[STEP 4]良品時の型内圧波形に近づくよう自動で射出条件を調整
[STEP 4] 良品時の型内圧波形に近づくよう自動で射出条件を調整

スコアがしきい値を超えると、自動的に良品時の型内圧波形に近づけるように射出条件を調整します。
(補正する上下限は設定により変更可)