メンテナンスコラム 2026.09.01

射出成形機から油漏れ!?トラブルを未然に防ぐ、油圧ホース交換時期のチェックポイント!

ソディック機を末永くお使いいただくために、我々サービス部門から予防保全やチョット便利な使い方を紹介していくメンテナンスコラム。
今回は、『射出成形機から油漏れ!?トラブルを未然に防ぐ、油圧ホース交換時期のチェックポイント!』をご紹介します。

作動油の飛散や工場床への漏出を防ぐために、ホースの経年劣化を見逃さないためのポイントをご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください!

油圧ホースとは

油圧ホースは、油圧機器の回路(油圧回路)を構成するホースで、その中には動力を伝えるための作動油が流れています。
油圧機器は、小さな力で大きな動力を得ることができる特長から、様々な機械の駆動部に利用されています。
ソディック機も、例にもれず油圧機器が搭載されており、スクリュ回転、プランジャ・ノズルの前進後退、型締めといった機械動作は油圧機器によって駆動しています。
そのため、ソディック機には多くの油圧ホースが使用されています。

油圧ホースの劣化を見逃さないために

その油圧ホースですが、使用年数とともに劣化が進んでいき、それを放置してしまうと、油漏れや作動油の噴出など、生産に遅れを発生させるようなトラブルにまで発展してしまいます。

そこで、油圧ホースの経年劣化を見逃さないための重要なサインをいくつかご紹介します!
お使いの油圧機器のホース交換時期の目安として、ぜひ参考にしてみてください。

油圧ホースの劣化サイン①:汗かき現象

油圧ホースが劣化してくると、ホースの表面全体に油が滲んでくる場合があります。
これを汗かき現象と呼びます。
油圧ホースには高圧の油が流れていますので、使用しているうちにホースのゴムやワイヤブレードの層が劣化し、極微細な隙間ができていきます。
これが進行すると、汗かき現象が起こり、さらに放置してしまうと、ホースが破れて作動油の漏出・噴出にまで発展してしまいます。

表面に薄く油が滲んでいる油圧ホース(汗かき現象)

油圧ホースの劣化サイン②:ホースの膨れ・亀裂や擦れ

油圧ホースが物理的な衝撃を受けて傷ついてしまっている場合には、ホースの一部が膨れている、あるいは目に見える亀裂や擦れが確認できます。
この状態を放置してしまうと、時間とともに損傷が広がっていき、『ホースに穴が空いてしまって作動油が溢れ出す』といった悲惨な事態にまで発展しかねません。
これを防ぐためにも、定期点検のタイミングでは、油圧ホース全体に損傷が無いか、目視で確認されることをおすすめいたします。

亀裂が入ってしまっている油圧ホース

油圧ホースの劣化サイン③:ホース表面にワイヤブレードの模様が出ている

ワイヤブレード工法は、編組ワイヤでホースを補強する技術で、ワイヤブレードはホースの表面を包んで保護しています。
このワイヤブレードは、さらにその表面を外皮でカバーされていますので、新品の油圧ホースであれば、ワイヤの網目は見えないか、見えたとしてもあまり目立たない場合が多いです。
しかしホースが古くなってくると、このワイヤブレードの網目が鱗状の模様となって浮き出てくることがあります。
定期的な目視確認を行うことで、ホースの外観に起こる変化を見逃さないことが重要です。

ワイヤーブレードの模様が浮かび上がっている油圧ホース

油圧ホースの劣化サイン④:接続金具の錆や油漏れ

油圧ホースの表面だけなく、ホースと機器を接続する金具部分に発生する錆や油漏れも経年劣化のサインです。
したがって、定期点検のタイミングには、接続金具部分までを含めたホース全体の目視確認を実施されることを推奨いたします。

まとめ

今回は、油圧ホースの経年劣化を見逃さないための4つのサインについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

1つでも当てはまる項目があれば、大きなトラブルに発展する前に、迅速にホースを交換されることをおすすめいたします。

ソディック機をご利用のお客さまであれば、以下のフォームから油圧ホース交換や成形機メンテナンスについてお申込みいただけます。
ホースの劣化にお心当たりがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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