ファインセラミックスとは?セラミックスとの違いや特長、活用事例を解説

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工作機械
公開日2026.07.29 更新日2026.07.29
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こんにちは、SurVibes(さぁ!バイブス)編集部です!
今回は半導体や精密機器、工作機械など、さまざまな分野で活用される高機能材料『ファインセラミックス』についてご紹介します。 
ファインセラミックスは、耐熱性や高強度、絶縁性といった優れた特性を持つことが特長です。
この記事では、ファインセラミックスとは何かという基礎知識から一般的なセラミックスとの違いや材料ごとの特性、実際の活用事例までわかりやすく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

目次

ファインセラミックスとは

セラミック製品の画像

セラミックスとの違い

『セラミックス』とは、金属元素と非金属元素からなる無機固体材料、または炭素・ケイ素などを主成分とする無機非金属材料の総称です。
言葉だけでは分かりにくいので、固体材料の分類を一覧表にしてみました。
セラミックス(無機非金属材料)とその他の材料の違いがイメージできると思います。

金属材料鉄・アルミ・合金など
有機材料プラスチック・ナイロン・木材など
無機非金属材料(セラミックス)※陶器・レンガ・セメント・ガラス・ダイヤモンドなど

広義の意味でのセラミックスとしてガラスやダイヤモンドを含めていますが、「セラミックス」という言葉は用いられる文脈によってそれらを含まない場合もあります。

セラミックスのうち、陶器・レンガ・セメントのような、天然鉱物を原料として混合し、成形・焼成して作られるものはオールドセラミックス(伝統的セラミックス)と呼ばれます。

磁器
磁土と呼ばれる材料を焼成して作られる磁器もオールドセラミックスの一種です。
瓦
屋根に使われる瓦もオールドセラミックスの一種です。

それに対して、天然の鉱物をそのまま用いるのではなく、原料の純度や組成、微細構造を高度に制御することで、強度・耐熱性・絶縁性といった特定の機能や性能を向上させたセラミックスをファインセラミックス(高機能セラミックス)と呼びます(※)。

オールドセラミックスとの対比として、『ニューセラミックス』と呼ばれることもあります。

ファインセラミックスの特長

材料の種類にもよりますが、一般的にファインセラミックスは以下のような特長を持っています。

  • 熱膨張係数が小さく、温度変化時の寸法安定性に優れる
  • 高硬度で耐摩耗性に優れる
  • 剛性が高く、変形しにくい
  • 電気的特性(絶縁・導電)を制御可能
  • 鉄などと比べて軽量

詳しくは以下の動画でも解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

ファインセラミックスの種類

ファインセラミックスには様々な種類がありますが、ここでは具体例として2種類の材料をご紹介します。

アルミナ(Al2O3

アルミナを使用した製品例

アルミナは、ファインセラミックスの中で最も広く用いられている代表的な材料です。
ファインセラミックスの中では比較的安価で製造しやすく、物性バランスが良いといった特長から、電子部品や半導体製造装置、精密測定器など様々な用途で用いられています。

ソディック エフ・ティでは、セラミック製の精密測定器を製造しており、無料貸出しサービスもご提供しております。

ソディック製精密測定器無料貸し出しサービス

また同社では、電気的な力でワークを吸着させる『静電チャック』の材料としてもアルミナを使用しており、優れた絶縁性や耐久性といった特長が活かされています。

アルミナ製静電チャック
アルミナ製静電チャック

コージェライト(2MgO·2Al2O3·5SiO2

コージェライトを使用した製品例

コージェライトは「熱による変形量が極めて小さい」という尖った特長を持つファインセラミックスです。
一般的に、熱膨張要因による精度変化が問題となる場合や、アルミナよりもさらに軽い部材が求められる場合に用いられます。

ソディック エフ・ティでは、精密測定機器のガイドに使われるエア軸受や、超精密加工を行う工作機械のステージなどに採用しています。

超精密セラミックエアスライダ
超精密セラミックエアスライダ
エアスライドXYΘ軸ステージ
エアスライドXYθ軸ステージ

放電加工機への適用

1985年、国内のNC放電加工機開発におけるパイオニアとして加工精度を追求していたソディックは、機械本体を改善する研究を行っており、そこで注目した素材がファインセラミックスでした。
当時はヘッドと電極の間やテーブルとワークの間に絶縁用の強化プラスチックを用いるのが主流でしたが、それに代わる新たな素材としてセラミックスを用いることで、熱の影響や絶縁性能不足による精度課題を克服しました。
ソディックは放電加工に最適なセラミックスを追求するためその製造技術を内製化し、今では世界最大級の大型セラミック製品を製造する技術を確立しました。

大型製品加工用の大サイズセラミックテーブル
液晶パネルなどの大型製品を加工する大サイズテーブルを高精度で製造可能

詳しくは別の記事で解説予定ですので、楽しみにお待ちください。

まとめ

今回は、ファインセラミックスの性質や種類、活用事例について解説しましたがいかがでしたでしょうか? 
ファインセラミックスはエレクトロニクス分野をはじめとする様々な領域で活用される高機能材料です。
特にソディックでは、放電加工機の精度改善からセラミックスの研究をスタートし、今では精密測定器、超精密エア軸受など多様なセラミック製品を開発・製造しています。
セラミック製品や、超精密放電加工にご興味がございましたら、ぜひ以下のお問い合わせからお気軽にご連絡ください。

監修者
ソディック エフ・ティ EMG事業部

ソディック エフ・ティ EMG事業部

半導体・液晶製造装置、精密加工機の部品、精密測定器など様々な分野で活躍するファインセラミック製品を開発・製造しています。
また、業界最大級サイズの焼成炉を有しているため、大型部材を製造することが可能です。

執筆者
SurVibes編集部

SurVibes編集部

オウンドメディアの記事制作を担当しております。それぞれ違うバックグラウンドを持った20、30代メンバーを中心に制作。新しいことにチャレンジしながら、多くの先輩、関係者の皆様に支えてもらい毎日が勉強です!「つくる」にフォーカスした企画をいつも探しています。

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