「加工してみないと分からない」をなくす。マシニング加工シミュレーションツールのご提案

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工作機械
公開日2026.08.07 更新日2026.08.07
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こんにちは、SurVibes(さぁ!バイブス)編集部です。
今回は、ソディック製マシニングセンタの加工時間を正確に予測するシミュレーションツールをご紹介します。
シミュレーションツールを活用するとどのようなメリットがあるのか具体的に解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。

目次

ソディック製マシニングセンタの加工時間を正確に算出する『SMART-Simulation』

ソディックが自社開発した加工時間シミュレーションツール『SMART-Simulation(オプション)』は、マシニングセンタの加工時間を誤差数秒レベルで正確に予測することができます(※)。
これにより工程の組み換えがしやすくなり、現場の生産性向上に寄与します。

オーバーライド100%で運転した場合

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お客様の声
市販のCAMによる加工時間予測と違って、正確な加工時間が分かるので、「夕方頃には終わるかと思って加工を始めたら夜までかかってしまった」といったことがなくなりました。
「先に加工してしまおう」「明日に回そう」という判断がしやすくなるので助かっています。

ここまで正確に加工時間を予測できるのは、SMART-Simulationに搭載されている計算モジュールがNC装置のものと同一であるためです。
一般的なシミュレーションツールが加工形状などから経験値的に加工時間を予測しているのに対して、SMART-Simulationではモーションコントローラに指令を送るNC装置と全く同じ計算を実行しているため、ほとんどズレのない加工時間を算出できます。
SMART-Simulationは機械本体だけでなくNC装置の開発まで自社で行っているソディックだからこそ開発できたと言えます。

ここからは、SMART-Simulationの機能を詳しくご紹介していきます。

機能①:加工シミュレーション

先にご紹介した加工時間の事前確認だけでなく、実際に加工を始める前に加工後の形状を確認することも可能です。

SMART-Simulationによる加工後形状の確認
SMART-Simulationによる加工後形状の確認
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お客様の声
加工を始める前にパスに食い込み(凹んだ形状のパス)が無いか確認できるので、「せっかく時間をかけて加工したのにやり直し」という困りごとが減りました。

機能②:加工送り速度提案シミュレーション

SMART-Simulationでは、最適な送り速度の設定値(F値)を算出することも可能です。
標準的な条件で加工を行う場合、工具が方向転換するR形状近傍では、指令値通りの送り速度を出せず、設定した指令値と実際の加工速度に差異が生じてしまいます。
その結果、機械側で何度もブレーキをかけながら加工を進めるような形となってしまい、工具の摩耗が早まったり、加工面質に悪影響が生じたりします。

指令値と実際の送り速度の差異

SMART-Simulationでは設定したF値で加工した場合の実際の送り速度を正確に確認できるため、設定したF値の妥当性を事前に評価し、必要に応じて調整することができます。
これにより工具にかかる負荷が低減され、工具寿命の延長効果や加工面質の改善が期待されます。

標準条件による指令値と実際の加工速度の差異
標準条件による指令値と実際の加工速度の差異
※SMART-Simulationで確認した結果
シミュレーション結果を元に、指令値を調整した結果
シミュレーション結果を元に、指令値を調整した結果
指令値が妥当な値になることで急停止が抑制されています。

ご使用方法

SMART-Simulationはお客様のパソコンにインストールすることですぐにご使用可能です。

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よくあるご質問
Q:ソディックのマシニングセンタなら、昔の機械でも使えますか?

SMART-Simulationは最新機種である『UXシリーズ』はもちろんのこと、『UHシリーズ』や『HSシリーズ』といった旧モデルにも対応しています。
詳しくは記事末尾のお問い合わせボタンよりお気軽にご連絡ください。

旧モデル:UHシリーズ
旧モデル:HSシリーズ

従来品からの改善点

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よくあるご質問
Q:ソディックさんのシミュレーションツールって昔からなかったっけ?
新しいものは何が違うの?

従来品であるMotionExpert-AIは、上述した2つの機能をそれぞれ実行する2つのアプリケーションがセットになった商品名でした。
そのため、お客様側で用途に合わせてそれぞれのアプリケーションを立ち上げて別々に操作するという手間が発生し、少し使いづらいというお声をいただくこともありました。
また、お客様が使用している機械に対応したアプリケーションを別個にインストールする必要があったため、そちらも使いづらさの要因となっていました。
例えば、MC430L・HS430L・UH430Lを所持しているお客様は各々の機械を選択して1つ1つアプリをインストールしなければなりませんでした。

MotionExpert-AIの説明イラスト

そこで、より扱いやすいツールを目指して開発されたのが今回ご紹介したSMART-Simulationです。
こちらは単なる商品名ではなく、それぞれの機能を担う2つのアプリケーションをまとめて起動・操作するランチャーソフトになっており、お客様はSMART-Simulationを操作するだけで2つのアプリケーションの機能を使用することができます。
また、SMART-Simulationはシミュレーション開始時に旧モデルも含めた機種選択が可能で、MotionExpert-AIのように機械に合ったアプリケーションを1つ1つインストールして使い分ける必要がありません。

SMART-Simulationの説明イラスト
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お客様の声
SMART-Simulationだけを操作すればよくなったので、昔のようにそれぞれのアプリを別々に立ち上げたり、両方の使い方を覚えたりする必要がなくなりました。

さらにSMART-Simulationでは、MotionExpert-AIの頃にはオプションだった以下の機能が標準搭載されています(※)。

ファイル拡張NCファイルの最大呼び出しファイル数の拡張
食い込みチェック機能軸指令データとモデルの差分を抽出し、食い込みを確認する機能
波形参照機能速度波形、加速度波形を参照する機能
振動分析機能振動の原因分析を参照する機能
誤差リストNC指令と軸指令との誤差を一覧表示する機能

SMART-Simulation自体はマシニングセンタのオプションです。

ソディックは国内のマシニングセンタメーカーとしてはかなり早い段階からシミュレーションツールの開発を進めていました。
ソディックのマシニングセンタ開発の歴史は別の記事でご紹介していますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。

まとめ

今回はマシニングセンタの加工時間を事前に予測するシミュレーションツールについて解説しましたがいかがでしたでしょうか?
ソディックのシミュレーションツールは加工時間を正確に把握できるため、工程組み換えを容易にし、現場の生産性向上に活用できます。
さらに、最新モデルのSMART-Simulationは、従来品と比べてさらに利便性が向上しており、ソディックの旧機種にも対応しています。
ご興味がございましたら以下のボタンからお気軽にお問い合わせください。

執筆者
SurVibes編集部

SurVibes編集部

オウンドメディアの記事制作を担当しております。それぞれ違うバックグラウンドを持った20、30代メンバーを中心に制作。新しいことにチャレンジしながら、多くの先輩、関係者の皆様に支えてもらい毎日が勉強です!「つくる」にフォーカスした企画をいつも探しています。

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