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こんにちは、SurVibes(さぁ!バイブス)編集部です!
今回は射出成形機のお悩み解決シリーズとして、『射出成形機のヒータ保温カバーによる電力削減のご提案』を記事にまとめました!
射出成形機のヒータからの放熱は、電気代がかかるだけでなく、作業者の安全性を損なうリスクもあります。
今回ご紹介するヒータ保温カバーは、それらの課題を解決でき、導入も簡単というメリットの大きなオプションです!
ソディック製射出成形機をご使用のお客様は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
射出成形機のヒータについて
射出成形機は、樹脂材料を溶融して金型に充填するという仕組みから、樹脂材料を溶かすためのヒータを備えています。
射出成形機の構造に関しては以下の記事で紹介しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。
使用する樹脂材料にもよりますが、一般的な成形条件でも、ヒータの温度は200℃以上になりますので、ヒータ周辺の雰囲気温度は上昇し、それを冷却するための空調設備の電気代もかかってしまいます。
また、ヒータ部分には金属製のカバーが設けられているとはいえ、成形中はヒータからカバーにも熱が伝わり、カバー自体も高温になりますので、作業安全性の面で見ても課題があると言えます。
ヒータ保温カバーのご提案
そこで今回の記事でご紹介するのがヒータ保温カバーの導入です。
ヒータ保温カバーは、バンドヒータの外側を覆う断熱カバーで、下図のように取り付けることで、ヒータからの余計な放熱や、逆にヒータに当たる冷風なども防いでくれます。


ヒータ保温カバーの効果
このヒータ保温カバーを取り付けることで、ヒータの放熱を冷却するための空調の電気代を抑えられるだけでなく、ヒータ自体の電気代も削減することができます。
ソディックでは、このヒータ保温カバーの効果を検証実験行った、成形機の消費電力を約13%削減する効果が確認されました!(※ソディック調べ)

消費電力の削減は、地球環境への貢献にもつながり、サスティナブル社会を目指す取り組みの第一歩として、非常に導入しやすい点もヒータ保温カバーの魅力の1つです。
また、ヒータを断熱材で覆うことで、作業者が誤って高温部分に触れてしまうリスクも無くなり、成形現場の作業環境改善にも貢献します。
まとめ
今回は、工場全体の電力消費量削減案・作業環境改善案として、射出成形機のヒータ保温カバーをご提案いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
もしご興味がございましたら、以下のフォームからお問い合わせいただけます(※ソディック製射出成形機のオプションです)。
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