開発・生産拠点ソディック「中国・蘇州工場」

中国で1番の製品を作っていく

はじめに


  • テクニカルセンター(蘇州技術中心)を設置し、上級加工のニーズに応える充実のトレーニングコースを配備
  • 中国の生産現場に高い意識を根付かせ、高精度放電加工機のトップシェアを維持

ソディックが中国・蘇州に放電加工機の生産拠点「ソディック蘇州工場(蘇州沙迪克特種設備有限公司)」を設立してから25年以上が経とうとしている。その間、中国は目覚しい経済成長を遂げ、米国に次ぐ世界第2位のGDP(国内総生産)を達成。
そうした状況の中、中華圏市場の顧客ニーズに合致した製品ラインナップを展開。高精度放電加工機市場で中国トップシェアを獲得するまでに成長し、中国国内に確かな地盤を築くことに成功している。

※自社調査による



プロフィール


蘇州工場は、上海市から約100km離れた(上海浦東国際空港から高速道路で約2時間)中国の南北のほぼ中間地点、江蘇州蘇州市(人口約590万人)にあります。
1995年11月から生産を開始し、現在では成長著しい中国市場向けにワイヤ放電加工機と形彫り放電加工機を、月産100台、年1,500台体制で生産しています。


蘇州工場はここ
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所在地
中国江蘇省蘇州市新区竹園路18号

設立
1994年11月

敷地面積
36,900 m2

生産品目
・ワイヤ放電加工機(ハイエンドモデル、特殊機)
・形彫り放電加工機(ハイエンドモデル、特殊機)
・細穴加工機
・その他産業機械

蘇州工場の風景


蘇州工場
蘇州工場
蘇州工場

Sodick International Trading(Shenzhen)Co., Ltd.



蘇州工場 製造製品ラインナップ

高速・高応答で優れた位置決め精度を発揮するリニアモータ駆動と機械構造材へのセラミックの採用など、ソディック独自の特色を取り組んだ製品をラインナップ

AD32Ls AG40Ls、AG60Ls AP250Ls
形彫り放電加工機
AD32Ls
※中国国内で主に販売しているGB規格
(中国国家標準規格)対応の機種
形彫り放電加工機
AG40LsAG60Ls
ワイヤ放電加工機
AP250Ls
K3HS K1C
純水仕様 超高速細穴加工機
K3HS
細穴加工機
K1C


テクニカルセンター

テクニカルセンター

製品を実際に見て触れるテクニカルセンター

蘇州工場は、ソディックの主要製品を実際に見学・操作したり、技術的な相談を行ったりできるショールーム「テクニカルセンター(蘇州技術中心)」がある。
ソディックは中国全土で販売・サービスを広げ、その主要拠点でこうした施設の開設を行い、地域毎のニーズに迅速に対応できる。

テクニカルセンター

当初はお客様の『もっと上級の加工がしたい』という要望に応える加工のトレーニング施設というのが主な目的だったが、現在は、製品購入に当って、図面で要求する形状がきちんと出ることを確認するテスト加工でも多く利用されている。
お客様の多くは、日系だけでなく、中国・台湾・香港・シンガポールなどグローバルである。これらのソディックの販売会社のサービス部門と密接に連携したサポート体制を構築。これにより、中国全土のお客様に迅速で質の高いサービスを提供している。

テクニカルセンター

テクニカルセンター設備

  • 形彫り放電加工機:AD32Ls / AG40Ls自動化システム
  • ワイヤ放電加工機:AP250Ls / ALN400Qs / AL600P
  • 細穴加工機:K3HS
  • ハイスピードミーリングセンタ:UH430L
  • 金属3Dプリンタ:LPM325(予定)
テクニカルセンター

テクニカルセンター(蘇州技術中心)には10製品以上を展示、多くの企業が見学に訪れる。

テクニカルセンター

トレーニングアドバイザー(培訓講師)朱氏
「多くの企業が、より高精度な目標値をもって訪れるようになっています。」
難易度の高いテスト加工で役立つのが、蘇州工場の機械づくりだ。長年、製造の現場をみているから、高精度な加工に取り組むために何が大切か、身をもってわかっている。時には、蘇州工場の組立・調整・検収スタッフと連携し、お客様とともに課題をクリアしている。アドバイスの内容は、段取り時の工夫や、加工条件の特長にいたるまで広範におよぶ。出荷件数は私が入社した当時と比べて約3倍に増加しています。だからこの仕事にはプレッシャーも感じています。
今後の目標については、「中国国内で需要が高まる自動化のニーズに対応していきたい」と話す。



蘇州紹介

蘇州紹介

蘇州工場がある江蘇省蘇州市は、上海市の西側に隣接する市で、古来、絹織物の産地として栄えた。

蘇州紹介

今も残る白壁と灰色の瓦の古い町並み、市街を縦横に走る運河、世界遺産の江南式庭園などの情緒ある景色から、
「東洋のベニス」と称されることもある。素材を活かした優しい味わいの蘇州料理も人気だ。
一方で、中心部では、数々の高層ビルが建ち並び、ネオンきらびやかな商業施設が軒を連ねる「観前街」が多くの若者や観光客を集めるなど都市化も進む。

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