ポイント①
「多関節ロボット」
スムーズな電極・ワークの交換を繰り返し、合計100個以 上にも及ぶワークを全て自動で加工します。
自動化のための
機械と連携し、ワークや電極を自動運搬・自動交換する装置を紹介します。
運搬するワークや電極のサイズ、質量、点数に応じて最適なシステムを選択できます。
Erowa Robot Compact 80
電極も、質量の大きいワークも搬送可能な1 台のロボットステーションが、自動化を実現します。
コンパクトなレイアウトで省スペースに対応でき、左右どちらからのアプローチもできるため、フレキシブルなシステム構成が可能です。
自動電極交換のスタンダード
オプションのATC
仕様により、シンプルかつ省スペースな構成で、スケジューラがない場合の運用でも、電極交換の自動化を実現します。
AL+ シリーズでは、オプションとして、本機左側に設置する、スタンドアローン型のATC
ユニット「ATC-16E 」「ATC-32E」と、加工タンク右側に設置する、簡易的で省スペースなATC ユニット「ATC-12S」「シャトルATC」を用意しています。
(対応機種や仕様につきましては、担当営業までお問い合わせください。)
放電加工における効率化・自動化において優れた実績を構築している、エロワITSシステムを提供しています。クランプ時の繰り返し精度2μm 以下、90°× 4 の割り出しが可能、クランプ力が高く電極製作工程からのダイレクト運用が可能など、自動化システムにおける高精度な外段取りを実現するツーリングシステムです。
自動化のための
連続自動運転するソフトウェアと、司令塔となる上位システムに連携する機能をご紹介します。
ソディックでは、本機・NC 装置に加え、これらのシステム・ソフトウェアをすべて自社開発しており、
エンジニアリングチェーンが分断されることなく、一気通貫のものづくりが可能となっています。
自社開発・製造 3次元CAD/CAM システム
製品の3次元モデルから加工プログラムを作成できます。
スケジューラ
設計情報( 位置決め、加工プログラム、位置座標、ワーク情報など) と現場情報( 外部ユニットによる測定値、ストッカからの情報) をまとめて管理することで、煩雑な作業をすることなく、自動化を支援するスケジューラです。
簡易スケジューラ機能
NC 装置に標準搭載された、加工プログラム作成支援機能「LN プロフェッショナル」による簡単入力で、ベーシックなスケジュール運
転が可能です。段取り・加工・スケジューラに対する高度な知識が不要で、複数の電極・ワークを自動交換できます。
また、自動パワーON/OFF を設定したスケジュール運転も可能で、自動化・省人化・省エネに貢献します。
さらに、LNプロフェッショナルエンジンをAPI 提供することで、CAD/CAM システムを含めた上位システムとの強固でシームレスな連携が可能となります。
「LQ Message」は、ネットワーク接続した機械の稼働監視アプリケーションです。パソコンでソディック工作機械の稼働状況を確認できます。また、設定したメールアドレスに、加工完了やアラートの通知を行う“お知らせ機能”がついており、生産現場にいなくても、機械の稼働状態をメールで受け取れます。特に、長時 間の自動加工を実行している場合に、“加工完了”のお知らせが届き、ユーザ様の中でも加工オペレータの皆様に高評価でご利用いただいています。
自動化のための
高精度加工の自動化のためには、長時間の連続運転の中で、工作機械自体が安定し変形しないことが求められます。
ソディックの工作機械はリニアモータをはじめとする優れたコア技術を採用し、自動化に適した機械として多くの実績があります。
AL+ series
リニアモータ駆動の特長である、非常に高い再現性と、長期安定性は、「ものづくりの自動化」において、工作機械に求められる最も重要なファクター
です。
ソディックの形彫り放電加工機は、自社開発・製造のリニアモータ駆動を、XYZ 3軸すべてに搭載しています。
高い加工精度が求められる工作機械の機構部は、僅かな温度変化でも金属の熱膨張により変形し、加工点の
位置が変位することで加工精度に影響を及ぼします。加工を自動化するためには、変形せずに24時間安定した加工結果が得られる機械が必要となります。
AL+ シリーズには、総合温度管理・熱変位補正機能として「TH COM」を標準装備しています。気温、加工液温、機械構造体の温度をセンシングして自動補正します。事前のデータ収集は不要で、リアルタイムに補正し、季節や環境によらずに長時間運転を可能とします。
ソディックでは、1976年に世界で初めて放電加工機にNC装置を搭載して以降、NC装置を自社開発しています。そのためブラックボックスが無く、設備・加工内容に応じて自由度の高い自動化システムを構築可能となっています。
最新の「SP電源」に内蔵された「スケジュール運転機能」を使用することで、自動化を制御するための特別なソフトを必要とせず、自動化を開始できます。
解析・調査・監視で生産性向上をサポート
「AIM(AI Maintenance)」は、機械の稼働状況やメンテナンス状況、機械の設置環境など、機械の各状態を監視し自動的に診断することで、機械の稼働率向上、加工不良率の削減、トレーサビリティの向上を実現します。
形彫り放電加工機上で、測定顕微鏡と同程度の画像測定ができる装置です。
測定したいエッジの近傍を1回クリックするだけで、ツールの自動設定からエッジ検出、演算までの作業が自動的に実行できます。
選択された測定コマンドや測定の状況をガイダンスする測定ナビゲーション機能を搭載しています。
測定手順をファイルに格納しプログラムを繰り返し実行できるため、キー操作が必要なく同一形状の部品を何個も測定することが簡単にできます。
自動化のための
初期コストを抑えるセミオートから本格的な無人自動運転をフルオートまで、
加工物のサイズ・数量・加工時間に応じた、最適なシステムを構築できます。
テーマ①
AL40G+ & SR12
ポイント①
スムーズな電極・ワークの交換を繰り返し、合計100個以 上にも及ぶワークを全て自動で加工します。
ポイント②
電極・ワークのホルダサイズを統一し、システム構築時の煩 雑さを軽減する構成としています。
ポイント③
「SR12」は、小型電極、小型ワークを多く使う用途に向け、コンパクトな筐体にストッカーとロボットを収めたシステムです。本体 前後に棚を配置し、用途に合わせ棚間隔や治具の種類をカスタマイズすることが可能です。
ポイント④
スケジューラ「Mr.Sodick」、CAD-CAM ソフト「DiproSolid」を組み合わせた自動化システムです。これらを全て自社開発したこ とで、エンジニアリングチェーンが途切れることなく一気通貫のものづくりが可能です。
テーマ②
ポイント①
NC 装置に標準搭載の「LN プロフェッショナル」の簡易スケジューラ機能で運用できるため、簡単で手ばなれのよいシステム構築が可能です。
ポイント②
オプションのATC ユニットを使って、電極とワークを自動交換します。他のロボットを使用しないため、メンテナンスのしやすさも特長です。
ポイント④
熱変位抑制と安全性を両立する、フルカバー仕様です。稼働状態に応じて、3色LED の色が変わります。
テーマ③
ポイント①
最大搬送荷重80kgの大容量ERC80を採用したシステムです。多様なサイズのワークや電極を自動交換しながら、2台のAL60G+でダイナミックな生産を行います。
ポイント②
加工中の外段取りの一部を自動化しています。簡易プリセッタで次のワークを測定しておくことで、正確かつ安定した加工を連続で行うことができます。
ポイント③
1台のロボットを中心に、複数の機械を点対称となるような向きに配置しています。2台のAL60G+で同じNC プログラムを使用できます。
ポイント④
プログラムの実行を常に監視するソフトウェアシステムにより、遠隔地からでもリアルタイムに加工進捗を確認できます。