最新のCAE解析技術にて最適に設計された高剛性本機構造を実現するとともに、オペレータの作業性向上を追求しました。
「3面自動上下式加工タンク」は、加工液面と連動し上下するため、加工中のワークの視認性に優れています。加工タンクを下げたときの開放感は左右からもワークの状態を確認しながら段取りが行えるため、複雑な作業を容易にします。液面調整ノブ、噴流吸引調整ノブと噴流、吸引圧力計を加工タンク前側に集中しており、能率的に段取り作業が行えます。

機械各部の温度をセンシングすることで精密補正し、各種診断機能が利用可能な「TH COM(サーマルコミット)」を標準装備しています。設置環境の温度変化に柔軟に対応し、高速駆動時の熱変位量を最小限に抑制します。

最新の各種放電制御・放電回路により、荒・中・仕上げの全ての放電加工領域において、加工精度・加工速度・加工品質を向上します。

あらゆる加工環境において放電状態が安定して持続する、“絶対アークしない”「アークレス4」の開発により、
放電加工の更なる高速化、極限まで電極消耗の抑制、梨地から鏡面までの幅広い多彩な加工面質の実現など、
形彫り放電加工のパフォーマンスが飛躍的に向上しています。

内蔵された放電基礎データと加工条件データベース、それらの関係性から、所望とする加工要素（加工形態、材質、面積、加工深さ、加工速度、面粗度、消耗etc)を満たすような、最適加工条件とNCプログラムを推論して出力します。
初心者から熟練者まで、加工性能を最大限に引き出すことが可能です。

「AIM(AI　Maintenance)」では、機械の稼働状況やメンテナンス状況、機械の設置環境など、加工機の各状態を監視し自動的に診断することで、加工機の稼働率向上、加工不良率の削減、トレーサビリティの向上を実現します。