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こんにちは、SurVibes(さぁ!バイブス)編集部です!
ワイヤ放電加工機を使っていて、こんな経験はありませんか?
「複数のスタート穴が必要なワークを、ワイヤ機に設置し終えた後、穴を開け忘れた箇所があることに気がついた…😨」
「ワークが大型で、細穴機からワイヤ機への移動だけでも一苦労…😓」
そんなお悩みに応えるべく、ソディックはワイヤ放電加工機AL・SL400/600シリーズに取り付け可能な、簡易イニシャルホール加工装置『Smart-K1』を開発しました!
ワイヤ放電加工機をご使用の方、特にコストを抑えながら効率よくスタート穴加工を行いたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
スタート穴とは
ワイヤ放電加工用のワークに、ワイヤ電極線を通すための穴をスタート穴(スタートホール、イニシャルホール)といいます。
通常は細穴放電加工機による貫通穴加工を行い、パンチ加工やダイ加工には欠かせない工程です。

しかし、プレート加工のように複数のスタート穴を開ける必要がある場合、1つでも穴の開け忘れがあると、再び細穴機で加工し直し、さらにワイヤ機へ再設置するという大きな手間が発生してしまいます。
また、細穴機で穴あけをしたワークをワイヤ機へ移動させる必要があるため、ワークが大型・重量物である場合には、作業者に負担がかかります。
そこで登場するのが、こうした課題を解決するコンパクトな簡易イニシャルホール加工装置『Smart-K1』です!

『Smart-K1』2つの特長
『Smart-K1』は、ソディック製ワイヤ放電加工機AL・SL400/600シリーズに取り付けて使用します。

ここからは、『Smart-K1』の特長を2つご紹介します。
特長1 取り付け・操作が簡単!
Smart-K1は、ワイヤ放電加工機の上アームに装着することでご使用いただけ、重さ約3kgの軽量設計で取り扱いもラクラク。サイズもコンパクトなので、新たな設置スペースは不要です。
さらに、取り付けはレンチ1本で約3分!簡単にセットアップできます。

Smart-K1の操作は、ワイヤ放電加工機のアシストプログラムを使って、簡単に行えるため、普段ワイヤ機を操作されている方なら、スムーズにご使用いただけます。

特長2 優れた加工性能!
手軽さだけでなく、加工性能も優れているのがSmart-K1の魅力です。
ワークの板厚が厚くなるほど加工の難易度は上がりますが、最大板厚60mmまで対応可能です。
加工事例:SKD11
Smart-K1専用パイプ電極(Φ1.0mm)を使用した際の、加工後穴径は1.13mm。さらに、加工速度は7.8mm/minと、スピードにもこだわって開発されています。

使用電極 | 加工速度 | 加工後穴径 |
Smart-K1専用パイプ電極 (BSパイプΦ1.0mm×300mm) | 7.8 mm/min | 1.13mm |
パイプ径 | 材質 | 板厚 | 電極消耗率 |
Φ1.0mm | SKD11 | 60mm | 82% |
Smart-K1による加工はSmart-K1専用パイプ電極(BSパイプΦ1.0mm×300mm)を推奨しております。
Smart-K1に使用する消耗品
Smart-K1には、ソディックの高品質なSmart-K1専用パイプ電極(BSパイプΦ1.0mm×300mm)を推奨しております。
さらに、パイプ電極を支えるガイドも純正品のため、安定した加工品質を保つことができます。
まとめ
今回は、スタート穴加工の作業効率を大幅に向上させる『Smart-K1』をご紹介しました。
すでにソディック製ワイヤ放電加工機AL・SL400/600シリーズをご使用の方はもちろん、これから導入を検討されている方にも『Smart-K1』はおすすめです。
ご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!