


読了まで分
こんにちは、SurVibes(さぁ!バイブス)編集部です!
ソディックは2025年も、日本最大級の工作機械見本市『MECT(メカトロテックジャパン)』に出展します。
前回の記事では、新型マシニングセンタや自動化関連の出展内容をご紹介しましたが、今回は金属3Dプリンタに焦点を当ててご紹介します。
工作機械に負けず劣らず盛りだくさんの内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
ソディックブースの見どころ紹介【金属3Dプリンタ編】
MECT2025のソディックブースにおける金属3Dプリンタ展示内容は、『金属3Dプリンタの常識を変える最新技術』をテーマとして、金属3Dプリンタが抱える諸課題を解決する高機能製品を多く出展しています!
基準面切削機能付き金属3Dプリンタ『LPM450』

切削加工機メーカーでもあるソディックの金属3Dプリンタ『LPM450』は、基本的な造形だけでなく、二次加工時に正確な位置決めを行うための、基準面加工まで1台で行える複合加工機です。
基準面切削機能
金属3Dプリンタの焼結面は粗いため、二次加工用の基準面に使用すると測定のばらつきが生じます。
そのため、二次加工での削り残しがないように、加工の取り代を多く設ける必要があります。
一方で、ソディックの金属3Dプリンタは滑らかに切削加工された基準面を設けることができるため、二次加工時に正確な位置決めが可能です。
それにより、必要な取り代を最小限に抑えることができ、造形コスト(造形時間)・切削加工コスト(切削加工時間)の両方を削減することができます。
また、切削を行うための位置決め機能により、ベースプレートと造形部のズレを最小限に抑えた精密なハイブリッド造形を行うことができます。
詳しくは別の記事で解説しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。

金属3Dプリンタは試作品製作における活用例も増えてきています。
自動材料交換ユニット『MRS』
金属3Dプリンタの対応粉末材料が増えたことで、粉末交換のニーズが高まっています。
しかし従来は、金属3Dプリンタの粉末交換に多くの時間を要しており、現場の生産性を著しく低下させていました。
そこでソディックが開発したのが自動材料交換ユニット『MRS』です!
MRSはカートリッジ式の粉末材料ユニットで、粉末の自動供給・自動回収・自動ふるいを行います。
MRSを導入することで粉末交換作業は大幅に効率化され、従来は多くの時間がかかっていた交換作業が劇的に短縮されます。
現在は10種類以上の金属材料に対応しています(代表例は以下の通りです)。

高品質・高速造形を実現するクアッドレーザ(特別装備品)
金属3Dプリンタによる造形は時間がかかるイメージがありますよね?
しかしながらLPM450は標準で2本のレーザを搭載(デュアルレーザ仕様)しており、高速造形を実現します。
ですが昨今では大型金型造形の需要も高まり、これまで以上の造形速度が求められるようになりました。
そこでLPM450はオプションでレーザを4本に増設するクアッドレーザ仕様に対応します。
高品質と高速を両立するソディックの技術力をぜひブースでご体感ください!

安定造形を実現するモニタリング機能
金属3Dプリンタを活用するには、適切なメンテナンスも重要です。
しかしながら、どういったタイミングで、どの部分を点検・メンテナンスすれば良いのか分からないというお声をよくいただきます。
そこでソディックが開発した『造形モニタリング機能』が活躍します!
造形モニタリングにより造形結果に影響する機内の環境データを監視し、造形不良を未然に防いだり、メンテナンスが必要な箇所を特定したりすることができます。

上述した造形モニタリング機能(標準装備)は機内の環境パラメータを監視するのに対し、特別装備品のメルトプールモニタリングはレーザで溶融される金属粉末の温度をダイレクトにセンシングすることで、造形中の溶融状態をダイナミックに監視します。
標準装備の造形モニタリング機能と組み合わせることで、更に安定・高品質な造形を担保します。
その他の出展内容について
ソディックブースでは、金属3Dプリンタだけでなく、放電加工機やマシニングセンタといったその他工作機械の展示も行っています。
詳しくは以下の記事でご紹介しておりますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
まとめ
今回はMECT2025に先駆けて、金属3Dプリンタに関するソディックの出展内容を記事にまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
詳しい資料のご請求やご質問事項に関しては、以下のボタンからお問い合わせいただけますので、お気軽にご連絡ください。
MECT当日に皆様にお会いできることを楽しみにしております!
最後までご覧いただきありがとうございました。