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こんにちは、SurVibes(さぁ!バイブス)編集部です!
ソディックは今年も、日本最大級の工作機械見本市『MECT(メカトロテックジャパン)』に出展します。
そこで今回は、ソディックブースの見どころを先んじてご紹介いたします。
ご来場予定の方はぜひ記事をご覧いただき、当日ソディックブースに足を運んでいただければうれしく思います。
目次
MECTとは
MECT(メカトロテックジャパン)とは、ものづくりの集積地とも言える中部地方で開催される国内最大規模の工作機械展示会です。
2年に一度開催され、前回の来場者数は77,225人、出展社数は490社となっています。
詳しくは公式サイトからご覧いただけますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
ソディックブースの見どころ
MECT2025のソディックブースでは、『今まさに現場に必要な即戦力のソリューション』をテーマとして、汎用性と導入しやすさに強みを持つ製品を多く出展しています!
高性能・高品質とコストパフォーマンスの両立を追求したソディックの最新技術を、ぜひその目でご覧ください。
マルチ加工対応リニアモータ駆動マシニングセンタ GS540L

基本スペック
▼各軸ストローク X×Y×Z (mm)
520×420×300
▼工作物許容質量 (kg)
200
▼主軸回転速度(min-1)
0~24,000
▼ツーリング(シャンク)の規格
BBT30
製品情報はこちら
GS540Lは、5月のプライベートショーで初お披露目となったばかりの新型マシニングセンタです。
既存製品であるUXシリーズは、3次元形状の高精度加工に特化していたのに対し、GS540Lはドリル加工やタップ加工をはじめ、アルミの高速加工から難削材加工まで幅広い加工ニーズに対応します。
主軸の規格はBBT30に対応しており、UXシリーズと比べてより汎用性の高い機種となっていますが、UXシリーズ同様、自社開発の3軸リニアモータ駆動となっており、動的位置決め精度・長期安定性の面で優れています。
長期に渡って安定した高精度加工を行うことができるリニア駆動機でありながら、様々な加工に対応可能な、コストパフォーマンスが魅力の製品です。


電極・ワーク搬送装置 SZ25による自動化デモ展示
ソディックブースでは、電極とワークを自動搬送するストッカー『SZ25』を、自社開発の新型スケジューラ『SSTG』で動作させるデモンストレーションをご覧いただけます。
SZ25は先にご紹介したGS540Lとリニア駆動式形彫り放電加工機AL40G+に接続されており、マシニングセンタによる電極作成から、放電加工機による加工までを自動で行う流れをデモンストレーションします。

SZ25は従来モデル(SR12)のコンセプトである省スペースを維持しながら、従来モデルに比べ可搬質量をスペックアップしました。
さらに、ロボットアームの剛性が増したことで、アームの可動範囲が広がり、左右2台の機械をどちらも正面向きで接続可能になりました。
これにより、現場の作業性を維持しながら自動化を可能にします。
自社開発の新型スケジューラSSTGは、使いやすさを重視したシンプルな機能設計が特長で、現場の教育コスト削減やヒューマンエラーの抑制に寄与します。
今回の展示では、1つのスケジューラで形彫り放電加工機・マシニングセンタそれぞれの加工プロセスを同時に管理しています。
SSTGは複数機種に対応でき、外段取りデータの読み込みも可能ながら、初心者でも扱いやすい、機能性と操作性を両立したスケジューラです。
ワイヤカット自動化デモ
続いてご紹介するのは、ワイヤカットの長時間無人運転・自動化の課題を解決するソリューションです。
近年はギガキャストによる自動車部品用金型の大型化の影響で、大型ワークの加工ニーズが高まっていますが、その分1つのワーク当たりの加工時間が長くなっており、長時間の安定した無人運転・自動化が求められています。
そこで本展示では、以下の課題に焦点を当てた製品をご紹介しています。
- 加工前の測定の自動化
- 中子処理の自動化
- メンテナンスの自動化
タッチプローブユニットによる段取り作業の自動化
タッチプローブユニットによる測定は、段取り作業の自動化を実現します。
タッチプローブユニットは上セラミックアームに取り付けることで機能し、ワイヤ放電加工機の画面上から項目を入力するだけで自動で測定を行うことができます。
段取り作業を自動化することで、各作業者の技量による作業工数や品質のばらつきを抑制でき、加工現場の生産性向上に寄与します。


S3COREによる中子処理の自動化
ワイヤカットの無人運転において大きな課題となるのが中子処理の自動化です。
ダイ加工において発生する不要な中子を人手で回収するとなると、仕上げ加工に入る前に必ず人手が必要になってしまいます。
その課題を解決するためにソディックが開発したのが中子自動処理装置『S3CORE』です。
S3COREはダイ加工中に発生する中子を、磁石で吸着し、専用のボックスへ自動で排出してくれます。
詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
ACPSによる通電コマメンテナンスの自動化
ワイヤカットの自動化においてもう1つの課題となるのが、ワイヤ電極線に電流を流す通電コマのメンテナンスです。
通電コマは時間経過と共にすり減っていくため、50時間~60時間に一度の頻度で、少しずつ位置を調整する必要があり、定期的な人手作業が必要になっていました。


この課題を解決するためにソディックが開発したのが、通電コマ自動送り調整機能『ACPS』です。
ACPSを導入することで、人手による通電コマの位置調整は不要になり、ワイヤカットの生産性向上に貢献します。
ACPSの動作については以下の動画をご覧ください。
その他の展示内容
その他にも、ソディックブースでは様々な製品や加工サンプルを出展しております。
中でも金属3Dプリンタについては盛りだくさんの展示内容になっていますので、別の記事でご紹介しています。
ぜひそちらも併せてご覧ください。
まとめ
今回はMECT2025に先駆けて、ソディックブースの出展内容や見どころを記事にまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
詳しい資料のご請求やご質問事項に関しては、以下のボタンからお問い合わせいただけますので、お気軽にご連絡ください。
MECT当日に皆様にお会いできることを楽しみにしております!
最後までご覧いただきありがとうございました。