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事業等のリスク

リスクマネジメント

ソディックグループは、リスク管理基本規程を定め、各部門において有するリスクの把握、分析、評価およびその回避等適切な対策を実施するとともに、経営に重大な影響を及ぼす不測の事態が発生し、または発生する恐れが生じた場合に備え、リスク管理委員会を組織して予め必要な対応方針を整備し、万が一不測の事態が発生した場合には、必要かつ適切な対応を行っております。

リスクマネジメント体制

リスクマネジメント体制

リスク評価・分析

リスク管理委員会では、四半期に1回、本社各部門および子会社よりリスク調査シート(影響度、発生可能性を2軸、3段階で評価)を回収し、とくに重要と判定したリスクについては詳細な評価・分析を行っています。その上で、リスクへの対応方針や施策を検討し、取締役会へ報告・審議された後に、事業戦略へ反映しています。
2022年はマテリアリティ「環境マネジメントへの対応」の特定に伴い、主要なリスク項目に「気候変動リスク」を追加し、評価・分析のうえ、対応策を検討しました。さらに取締役会への報告も行いました。

サイバーセキュリティ

適切なIT技術対策や社内体制の整備、従業員への教育などにより、営業上・技術上の機密情報の厳格な管理に努めています。2022年12月期は、セキュリティ対策の強化に向け、第三者機関による脆弱性診断を実施し、SOC(セキュリティ・オペレーション・センター)の導入の準備を行いました。

主要なリスク

当社の業績・財務状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りです。

  • 景気変動に関するリスク
  • 法的規制のリスク
  • 固定資産に関する減損リスク
  • 新規事業に関するリスク
  • 企業の社会的責任に関するリスク
  • 工事原価見積りのリスク
  • 人材の確保及び育成に関するリスク
  • 競合環境に関するリスク
  • 情報セキュリティのリスク
  • 為替相場の大幅な変動によるリスク
  • 原材料・部品の調達に関するリスク
  • 災害等に関するリスク
  • 海外事業におけるリスク
  • 有利子負債のリスク
  • 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリスク

景気変動に関するリスク
発生可能性:中 影響度:大

当社グループでは、景気変動による影響が比較的少ない食品機械事業などの事業を拡充するほか、要素技術で新たな顧客を獲得し、景気変動リスクの低減を図っております。さらに、研究開発の成果によって新しい事業を興し、リスク分散を図り安定した事業ポートフォリオの構築を図ってまいります。
また、地道な原価低減活動や調達先の見直し等を継続するとともに、自動化・省人化などの生産技術を積極的に展開し、5GやIoT、AIといった最新技術を取り入れながら、市場の変化により柔軟かつ効率的に対応できる生産体制の構築をめざしています。

原材料・部品の調達に関するリスク
発生可能性:高 影響度:大

当社では、調達基本方針を定めており、サプライヤー様との相互理解と信頼関係を構築した上で、品質・価格・安定性など適正な基準に基づき、最適な部品をグローバルに調達しております。安定した部材調達をめざすべく、国内外の複数の調達ルート・サプライヤー様を確保することで調達先を分散し部材の供給不足や材料費・物流費等の高騰へのリスクに対応しております。
さらに、サプライチェーン全体のリスクを把握するため、サプライヤー様の事業継続計画(BCP)策定状況を調査しており、その調査結果を踏まえた上で、当社のBCPの診断・維持・更新を行っています。

為替相場の大幅な変動によるリスク
発生可能性:高 影響度:大

当社グループでは、従来より主要製品の海外生産を進め、為替レート変動による利益面への影響は、収益と費用の相殺効果により限定的となる生産・販売体制を取っております。
また、米ドル、ユーロなどの主要通貨に対しては為替予約による為替ヘッジを行うなど、為替レート変動の影響低減に向けた取り組みを推進しております。また、当社における外貨建ての商流等を精査した上で、必要に応じて為替予約の適用範囲を拡大しています。

災害等に関するリスク
発生可能性:中 影響度:大

当社グループでは、被害を最小限に抑え、事業継続を確実にするため、事業継続計画(BCP)を策定し運用しています。
生産拠点の分散化による災害に強い生産体制の構築、災害後の復旧活動早期化に寄与する安否確認システムの導入のほか、自然災害による経済的な損失に対しては各種保険に加入しています。

海外事業におけるリスク
発生可能性:中 影響度:大

当社では中国国内販売は中国国内生産にて賄うなど地産地消の体制を整備して、中国ならびに他国の通商政策等による影響低減を図っております。
その他の地域につきましては、今後シェア拡大が見込める欧米地域ではテックセンターを活用した販売体制および顧客サポートの強化を進めます。また、成長が期待できる東南アジア地域、インド、メキシコなどの新興国でも販売を推進し、地域別売上高比率の最適化による中国市場への依存度の低減をめざしてまいります。

情報セキュリティのリスク
発生可能性:中 影響度:大

当社グループでは、適切なIT技術対策や社内体制の整備、従業員への教育などにより、営業上・技術上の機密情報の厳格な管理に努めています。社内標準端末としてシンクライアント利用の徹底に加え、IT資産管理・内部情報漏えい・サイバー攻撃等への対策として、総合型のセキュリティ管理ツールを導入するなどの対策を講じております。さらなるセキュリティ体制強化に向け、定期的な第三者機関による脆弱性診断等も実施してまいります。

企業の社会的責任に関するリスク
発生可能性:中 影響度:中

当社グループでは、社会的要請の変化を踏まえ、代表取締役社長を委員長とする専門の委員会を設置し、体系的にコンプライアンス、社会貢献、人材育成、品質管理、環境など重要なテーマに対する取り組みを継続しております。また、当社グループは、次世代自動車や車両の軽量化など環境負荷低減に向けたものづくりにも積極的に関与することで、地球環境に配慮したものづくりを通し、サステナブルな社会に寄与する事業展開を推進しています。また、事業運営においても、新たに設置した専門部署にて、カーボンニュートラルや省エネルギー、CO2排出削減等、気候変動に対する取り組みを強化しています。

人材の確保及び育成に関するリスク
発生可能性:低 影響度:大

高度な専門技術を持ったエンジニアや、経営戦略やグローバルな組織運営等のマネジメント能力に優れた人材の確保・育成においては、積極的な採用活動を行い優秀な人材の獲得に努めるほか、入社後の体系的な人材育成や幹部研修、階層別研修等を通した人材育成にも注力しています。また、2020年4月よりこれまでの人事制度を抜本的に改革した新人事制度の運用を開始し、社員それぞれのキャリア志向・特性に応じたキャリア形成をめざしています。さらに、会社の持続的成長のためには従業員一人ひとりの心身の健康が重要という考えのもと2022年1月に「ソディック 健康経営宣言」を制定し、職場環境の改善と健康づくりを積極的に推進し、優秀な人材の確保および定着を図ってまいります。

※その他のリスクの詳細につきましては、有価証券報告書 PDF(1.5MB) をご覧ください。