■概要
電子ビーム加工法は真空中に微量に投入されたアルゴンガスをプラズマ化し、「パルス状の大面積で高出力な電子ビーム」を発生させ、金属の表面を溶解するエネルギーを使い、表面の凹凸は熱と表面張力により、照射毎に溶解、凝固を繰り返し平滑化する。
■効果・効用
放電加工を行う事により、母材のガス抜き効果が見られ均一面仕上げ、特にソディックの仕上げ回路(SVC回路)等を前加工として使用する事により、電子ビーム照射前の表面改質は大幅に向上する。面質・耐摩耗性に強く撥水性もあり、樹脂成形に於いては離型性が格段に増す。同様に金属塑性加工に於いても同様の効果が現れる。
加工面品質の向上
内容:耐腐食性の比較
塩水噴霧による耐腐食性テスト (条件 NaCl 5%、60℃、48h)
| 電子ビーム加工なし | 電子ビーム加工有り | 耐腐食性、撥水性など、加工面品質の向上が図れます。
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ソディックの電子ビームの放射方向
- 無数の電子が螺旋状に放射
- ワークの上面のみならず、側面にもビームが照射
- ビーム放射螺旋方向の切り替えが可能
- 複雑形状の上面、側面とも面が均一化
- 最大ビーム径がφ60mmで大面積も一度の照射
金型の信頼性が向上
| 電子ビーム加工では、細かな形状や複雑な形状でも、バラツキのない安定した均一な溶融面が短時間で得られます。方向性をもたない仕上がりにより、手磨きとは異なる滑り性を発揮するため、離型性の向上に効果的です。 | コネクタ金型コアピン形状 サンプル加工事例 |
コネクタ成形品 |
| 機種 | PF32B |
|---|---|
| ワークテーブル | NC制御付き |
| 外形寸法 幅×奥行×高さ(mm) | 1300×1600×1800 |
| 設置スペース (mm) | 2300×2600 |
| 質量 | 1350kg以下 |
| ワークサイズ (mm) | 350×250×100 |
| 入力電圧 | 三相、AC200V、30A、50/60Hz |
| 使用周囲温度 | 20〜30℃ |
| 使用周囲湿度 | 30〜70% |
| 消耗電力 | 1.5KW |
| エアー | 0.4〜0.6MPa |
| ビーム直径 | Φ60mm(ワーク平面、標準ビーム条件使用時) |
クリンパ(端子金具の圧着器具)形状
| 電子ビーム加工では、(前工程の)ワイヤ放電加工による絶妙な3次元形状を崩さない仕上がりとなり、クリンパによる圧着作業の信頼性がアップします。 | ![]() |
ボトルネック形状
| ネジ部分が抜き方向に磨きにくいためネック形状では、3時間以上の磨き工程が必要ですが、電子ビームではわずか12分の加工となります。方向性のない仕上がり面は、作業者によるバラツキもなく、安定した離型性が得られます。 | ![]() |







































